2012年10月7日日曜日

【お知らせ】ベバシズマブ(アバスチン)の卵巣がんへの適応拡大の承認申請がされました。

すでにスマイリー会員さんに対しては速報を会員専用SNSでお伝えしておりましたが報告させていただきます。
2012年10月5日に中外製薬さんがアバスチンの卵巣がんに対する効能効果追加の承認申請が出しました。
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20121005150000.html
(中外製薬のプレスリリース)

2009年夏、医薬食品局審査管理課が学会や患者会に対して広く開発要望を求めた際に、スマイリーが1団体だけアバスチンの卵巣がんへの適応拡大を求めて申請しており、2010年2月から開催された医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議で審議されました。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0208-9e.pdf
(15ページ参照)

これをもとに、上記会議で「医療上の必要性が高い」とされ、2010年12月に国から企業に対して開発要望がだされていました。

これから医薬品医療機器総合機構において承認審査が進んでいきますが、製薬企業と国におきましては照会事項などに速やかに回答するなどして1日でも早く審査が進むように、またきちんとした評価がされるようにしていただきたく思っております。
http://www.pmda.go.jp/operations/shonin/timeline.html
今回は適応外薬ではありますが、承認審査の流れについては医薬品医療機器総合機構のページが参考になります。